学部｜武藏美&多摩美 平面设计入试问题解析2（色构篇）

鉛筆デッサン（3時間）
【問題】
家族、友人、先生、先輩などあなたのまわりにいる人と、あなたとの関係を与えられたモチーフを用いてイメージし、自由に色彩構成しなさい。 与えられた枠に、どのような関係を描いたのかを20字以内で記入しなさい。
［条件］
1.与えられたモチーフは自由に変形させ成形してかまわない。また、配置方法や角度など向きや組み合わせ方、扱い方は自由。
2.モチーフが入っていたパッケージはモチーフに含まない。
3.使用する色数は自由。
4.描画画面は与えられた紙面全体とする。ただし紙の余白は「白色」とみなす。必要に応じ「白色（余白）」を活用して可。
5.答案用紙の縦横は自由。
6.答案用紙の裏側中央に天地を示す矢印「↑」をわかりやすく記すこと。
7.枠の文字記述部分は塗りつぶさないこと。
［配付物］
1. 試験問題
2. 答案用紙（B3ケント紙）×1枚
3. 紙粘土×1個
4. 下書き用紙（B4上質紙）×3枚

出題意図と評価のポイント
キーワードは「関係性」。家族、親戚、友人、知人、先輩・後輩、先生など受験生自身の周りにいる人々と本人との関係を色彩構成として表現することが問いである。使用するモチーフ（素材）は、白色の紙粘土。紙粘土は自身が自由に成形することができ、色を想像することができる素材だ。したがってすでにかたちあるモチーフでなく、問いに対するイマジネーションを掻き立てその素材と向き合うところからデザインが始まる。そしてそれを色彩構成として表現するという2段階のステップを踏んだデザインが求められるのである。紙粘土を素材としてどのように活用するのかー素材の持つ性質を引き出すのか、さまざまな「状態を」、「形態を」つくり出すのか、紙粘土の扱い方は受験生次第なのである。
ここ数年来、試験問題としての色彩構成のあり方は激変した。従来の色とかたちの構成、という試験内容においては、色彩構成が表現方法であることには変わりはなく、技芸としての色彩構成はあくまでも基本ではある。だが、我々教員が求めているのは「何を」表現しているのか、どんなメッセージが表現に込められているのか、なのである。さらには「誰に」向けて「どのように」伝えるのかという、デザインの本質が問いかけられているのだ。我々教員は、提示されたデザインとその背景にある表現の意味を読み解くべく作品と対峙する。